読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

yutaの世界一人旅 ~人生って、生きるって~

大学院生が1年間休学して、世界の価値感に触れる旅の記録です。自分が思ったこと、旅の心境などを書いてます。2016年11月出国。タイ→ラオス→カンボジア→ベトナム→ニュージランド→オーストラリア→アルゼンチン→ウルグアイ(日帰り)→ブラジル→ボリビア ※情報は記憶なのであしからず… instagaram :yuta_def22

トゥールスレン博物館

(カンボジア プノンペン 2016 12/10)

 

カンボジアの平均年齢を知っていますか??

 

なんと30歳です。

 

その大きな理由の一つとしてあるのが

1975年からおよそ4年間起きた大虐殺。

 

革命を率いるクメールルージュが、

革命が上手くいかないことによる懐疑心や、

反逆をなくすために頭のいい人を

処刑するといったことがありました

 

眼鏡をかけている。

文字が読める。

外国語が話せる。

それだけで処刑されたそうです。

 

結果的に国民の人口の3分の1以上が

殺害されるという悲劇になりました。

 

首都のプノンペンを訪れた理由は

その負の歴史を学ぶため。

 

もともとポジティブなことが好きなので

そういう負のものは見たくないっていうのが

正直な気持ちです。

 

でも、

新しい技術を創り出す学生として

1人の人間として

行って知ることに意味があると思い

腹をくくって行くことにしました。

 

カンボジアの各地にキリングフィールドと言われる場所があります。

 

その名の通り殺害をする場所です。

 

そこでおよそ300万人もの人が殺されました。

 

プノンペンにもあるのですが

そこよりもトゥールスレン博物館の方が

勉強になると聞いたのでそこに行くことにしました。

 

 

※今回は一枚も写真を撮っていません。

気になる方は調べてみてください。

 

トゥールスレン博物館とは、もともとは学校だった場所。

それが拷問施設になり、

2年9ヶ月の間に14,000~20,000人が

収容されたと言われ、

そのうち生還できたのは8人のみ。

 

そこで拷問されたのちにキリングフィールドで処刑されたとのことです。

 

トゥールスレン博物館は

別名、虐殺犯罪博物館と呼ばれています。

そこには当時の建物内部の見学ができ、

囚人の方の写真、様々な記録があります。

 

入場料ですが、学生は証明するものも見せれば無料でした。

日本語のオーディオガイドが3$ほどで借りれたので借りることにしました。

 

オーディオの指示に従って館内を回りました。

 

当時学校だった施設の塀には脱走防止の有刺鉄線。

 

一階の教室の窓はもちろん、換気口ですら閉ざされ。

そこで拷問が行われてました。

 

二階以降は飛び降り自殺防止のためにまた有刺鉄線が。

 

拷問に使われた金属の網だけのベッドやさまざまな写真。

オーディオガイドの生々しい説明。

 

そこでは人間が人間でなくなる狂気を知りました。

 

看守の多くは10代の子供だったそうです。

理由は子供が一番洗脳しやすいから。

中には文字も読めない子が看守をしてました。

 

受けた指示をただ忠実にこなしていく。

拷問している相手を人間とは思っていない。

非常に恐ろしいです。

 

拷問の目的は、反乱分子であることの供述をさせること。

その供述が取れたらキリングフィールドで殺害。

取れるまでは拷問、それまで殺してはいけない。

 

よくよく考えると不謹慎ですが、

非常に効率が悪いんじゃないかなと感じました。

 

合理的に考えれば、

どのみち殺害するなら

すぐに殺害すればいいのに。

 

だれもそれに気づかなかったのだろうか。

 

ただの指示待ち人間で、

自分で考えてない人が多いと

本当にこのような誤りが起きやすいのではないか。

ただ指示をこなしていくだけ、

責任などを考えてない。

 

その施設の所長ですら

後に指示に従っただけで責任はない。

のような発言をしたらしい。

 

何も考えず、ただ指示されたことをこなしていくだけ。

そして人を人として扱わず拷問していくようになる…狂気。

 

でも、看守たちも指示に従わなければ、

囚人になりえたのでその部分も考えると従うしかなかったのか?

 

いろいろ考えさせられました。

 

囚人には外国人の方もいて、

その方の供述書にはいろんなユーモアが混ざったものや、
自分の家族だけがわかるメッセージみたいなものもありました。

 

絶望の中でも、希望を絶やさず生きる。

 

そこに人間の強さを感じました。

 

クメールルージュの革命は大失敗に終わり、

カンボジアにとてつもなく大きなダメージを残しました。

 

多くの国民や知識人の損失、

文化や遺跡群の破壊、

多く残る地雷…

 

カンボジアでは老人の方を見ることは稀でした。

 

帰った後にホステルのウェイターとの話で、

 

「あの悲劇の後、カンボジアは0からスタートしたんだ。」

 

という言葉が非常に印象的でした。

 

 

プノンペンは今、建設ラッシュです。

ここからの成長を感じるような雰囲気でした。

 

f:id:yuta_journey22:20161230203306j:plain

 

見学した日は晴れ。

花が咲きとても良い天気でした。

その場所で悲劇が起きていたとは

とても想像しにくかったです。

 

博物館には慰霊碑もありました。

その慰霊碑を前にして

自分が思うことができたのが、

 

“より良い世界を自分たちで創っていきます”

 

そんな決意をさせられる見学となりました。

 

 

 

詳しく知りたい方は自分で調べてみてください。

完全に僕の主観の記事です。